独自回線とコラボ回線の違い
光回線を契約する際「独自回線」か「コラボ回線」を選ぶ必要があります。

コラボ回線は、プロバイダがNTT東日本(もしくはNTT西日本)からフレッツ光回線を借りて展開される光回線です。
つまり回線の契約者とプロバイダの両方と契約して、初めて回線を利用できるようになります。

一方で独自回線は、自社でNTT東日本(もしくはNTT西日本)の回線を保有している事業者です。
プロバイダを経由せず、独自で供給と販売を行います。
はたして、どちらのサービスを利用すべきなのでしょうか。
その答えをそれぞれのサービスの「メリット・デメリット」の観点から考えていきましょう。
コラボ回線について
コラボ回線は「SoftBank光」や「OCN光」「@nifty光」など様々なプロバイダ事業者が提供しています。
それぞれの事業者で独自の特典やキャンペーンを打ち出しており、月額料金も異なるため、契約の際にはそれぞれの事業者を比較検討することが重要です。
メリット
メリットは「事業者ごとに特典が異なる」という点です。
コラボ回線は大元の回線が同じであるため、プロバイダ事業者の方で特典やキャンペーンを工夫して差別化しています。
そのため、キャンペーンを上手く利用すればお得に回線契約が行えるのです。
またコラボ回線同士ならば気軽に事業者を乗り換えられるので、キャンペーンを渡り歩いて常にお得な状態を保ち続けられます。
デメリット
デメリットは「回線が混み合う時間帯がある」ということです。
コラボ事業者は大元が同じ回線を分けあっているため、回線あたりに大勢の利用者がいます。
そのため、夜間や昼休み帯などの混雑時は「通信速度が遅くなる」恐れがあるという点に注意しましょう。
独自回線について
「auひかり」「NURO光」「コミュファ光」などの事業者独自回線です。
名前では見分けられませんが、独自回線を提供している事業者は現状で7社しかありません。
手っ取り早く見極めるためには、事業者の名前そのものを暗記してしまいましょう。
メリット
メリットは「通信速度が速い」という点にあります。
大きな回線をわけあっているコラボ回線と異なり、独自回線は自前の回線である上に少数で分けあっています。
そのため、混雑時に受ける速度遅延の影響はコラボ回線ほどではなく、快適にインターネットを利用できるのです。
デメリット
デメリットは「利用可能エリアが限られている」ということです。
独自回線はどの回線を見ても、特定の地域での供給に限られています。
全国的にカバーしているサービスでも「部分的にコラボ回線」というケースが一般的です。
生活圏の違いも参考に
独自回線とコラボ回線は、通信サービスの面ではクオリティに著しい差はありません。
譲れない条件を元に回線業者を決めましょう。
また独自回線は提供可能エリアが限られている事情を考慮すれば、契約の可否は自ずと見えてくるので、生活圏なども考慮した上で契約を検討する必要があるのではないでしょうか。