どのインターネット回線が最適?種類ごとの特徴を理解しよう

「そもそも“インターネット回線”が何のために必要なのかもかよく分からない。」という方のために、この記事ではインターネット回線の基礎知識を分かりやすく解説しています。
自分に合ったインターネット回線をお得に契約するためには、まずインターネット回線がどんな役割を担っていてどんな種類があるのかを知っておくことが大切です。
案外難しいことではないので、まずはこの記事でインターネット回線の基礎知識を抑えておきましょう。
インターネット回線について解説するハムスター
ジャンガリアン
インターネット回線って種類が多すぎるし、色んな会社がサービスを提供しているから何が自分に合っているのか分からないや。
ゴールデン
最初にインターネット回線のことを理解しておくと、自分に合ったものが選びやすくなるよ!

インターネット回線とプロバイダの違い

大前提として、インターネットを利用するためには“インターネット回線(回線事業者)”と“プロバイダ”の2つを契約する必要があります。

この2つは一緒じゃないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、インターネット回線とプロバイダは別物です。

インターネット回線;インターネットに接続するための回線
プロバイダ:インターネット回線とインタ-ネットを繋ぐ事業者

例えるとすれば、インターネット回線はインターネットに行くまでの道で、プロバイダはインターネットに入るための門番の役割を担っています。

インターネットとプロバイダの違いの説明図

プロバイダの役割についてもっと詳しく知りたいという方は以下のページをチェックしてみてください。

プロバイダとの違いが分かったところで、ここからはインターネット回線について詳しくみていきましょう。

インターネット回線の種類

モバイル回線と固定回線の特徴の説明図

インターネット回線には、主に固定回線モバイル回線の2種類があります。
それぞれの特徴を理解して自分に合っている方を選んでみましょう。

固定回線について

固定回線は、自宅やオフィスなどの屋内で利用するインターネット回線です。
屋内にルーターを設置する必要があり、電柱から回線のケーブルを引き込む“開通工事”が必要となる場合があります。

光回線・ADSL・CATVなどの種類がありますが、固定回線のなかでも特に速度が速いことから現在では光回線が主流です。

それでは、光回線・ADSL・CATV、それぞれの特徴をみてみましょう。

光回線

光回線は、光ファイバーを使用したインターネット回線で、現在主流の固定回線です。
通信速度が最大1~2Gpbsと圧倒的に速いのが特徴で、料金も比較的割安です。(マンションで4,200円、戸建てで5,500円が相場)
さらに、モバイル回線と違って通信制限がないため気楽に使えます。

デメリットを挙げるとすれば、開通工事費用が15,000~40,000円程度かかる場合があるという点です。
しかし、開通工事費無料キャンペーンやキャッシュバックを行っていることが多いので、上手に活用すれば負担が減らせます。

ゴールデン
光回線の代理店では高額なキャッシュバックとお得なキャンペーンを実施しているから要チェックだよ!
POINT

固定回線の主流は光回線
月額料金が割安
通信速度が速く通信制限がないため気楽に使える
開通工事費が高いのでキャッシュバック等の特典を活用するのがカギ

ちなみに、光回線のサービスを提供している会社は200以上あるといわれていますが、回線を提供している大本は次の4社のみです。

フレッツ光
auひかり
NURO光
各電力系

それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

フレッツ光

NTT東日本・西日本が提供している光回線がフレッツ光です。

ドコモ光やソフトバンク光は、フレッツ光が卸売している光回線を使って独自の光回線サービスとして提供しています。
このようにフレッツ光が卸売している光回線を使って独自のサービスを提供することを「光コラボ」と呼びます。

auひかり

auひかりは、KDDI独自の光回線です。
auのスマホや携帯とセットで契約すると“auスマートバリュー”が適用されるためお得に契約できます。
また、代理店からの申込みで高額なキャッシュバックがもらえるのも魅力です。

ただし、“auひかりホーム(戸建て用プラン)”を利用する場合、対応外となるエリアがあるので注意しましょう。

auひかり対応外エリア
関西 滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・福井県
東海 岐阜県・愛知県・静岡県・三重県

※auひかりホーム対応エリアはコチラから検索できます。

NURO光

NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズ(So-net)が提供している光回線です。
最大速度2Gbpsの超高速通信に対応した光回線で、速度重視の方におすすめです。

しかし、auひかりと同じく一部エリアでは対応外となります。

NUROひかり対応エリア
関東 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬
東海 愛知・静岡・岐阜・三重
関西 大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良
九州 福岡・佐賀
北海道 石狩市・恵庭市・江別市・小樽市・札幌市・千歳市

※NURO光対応エリアはコチラから検索できます。

各電力系

以下の各電力会社が独自で提供している光回線で、料金が比較的安く設定されていることが多いのが特徴です。

中部電力 コミュファ光・ロゴ 詳細を見る
関西電力 eo光・ロゴ 詳細を見る
中国電力 MEGA EGG・ロゴ 詳細を見る
四国電力 ピカラ光・ロゴ 詳細を見る
九州電力 BBIQ光・ロゴ 詳細を見る

また、auスマホとのセット割が適用可能となるのでauユーザーの方は注目しておきましょう。

ADSL

ADSLは、“Asymmetric Digital Subscriber Line”の略称で、電話線を使用したインターネット接続サービスです。
昔は、ADSLが固定回線の主流として使われていましたが、ADSLよりもはるかに速度が速く通信が安定している光回線が登場したことで年々利用者が減少してきています。

注意

ADSLの新規受付は終了します。
ソフトバンクでは2024年3月31日、NTT東日本/西日本では2023年1月31日をもってADSLの提供を完全終了する旨を発表しました。

POINT

ADSLの業界大手は「Yahoo!BB」
ADSLの速度は、下り最大12~50 Mbpsと光回線よりも遅い
月額料金は2,000~4,000円程度と光回線より安い場合がある
今後数年でサービスが終了する予定

CATV

CATVは、”Cable Television”の略称で、ケーブルテレビの回線を使用したインターネット接続サービスです。
元々は、テレビの電波が悪いエリアでも安定してテレビ視聴をできるようにするためのサービスでしたが、光ファイバーと同軸のケーブルを組み合わせることによってインターネットの利用もできるようになりました。

しかし、CATVは光回線よりも速度が遅いうえに利用料金が割高なのであまりおすすめできません。

POINT

CATVの業界大手は「J:COM」
速度が下り最大320Mbpsと光回線と比較して遅い
月額料金が月6,000円程度と割高

モバイル回線について

モバイル回線は、Wi-Fiルーターを使って無線でインターネット接続できる回線です。
外に持ち運んで使えるのが特徴で、固定回線のように開通工事の必要がなく、契約後Wi-Fiルーターを手に入れたらすぐに使えます。

昔は通信速度が遅いイメージがありましたが、最近では光回線に引けを取らない速度に進化してきているため固定回線代わりに使う人が増えてきています。
ただし、モバイル回線には容量制限が設けられおり、各社規定の容量を超えると速度制限がかかってしまうのがデメリットです。

そんなモバイル回線には“WiMAX2+”と“LTE”の2種類があります。

データ容量を気にせず使いたいなら【WiMAX2+】

WiMAX2+は、UQコミュニケーションズのブランド「UQ WiMAX」が提供している通信規格です。
世間一般では「WiMAX2+」ではなく「WiMAX」と呼ばれていますが、“WiMAX”は古いサービスで現在はWiMAX2+が提供されています。

WiMAX2+は、ギガ放題プランの利用で月間のデータ容量の上限がなくなるのがメリットです。
※公平性を保つため、直近3日間で10GB以上利用した場合は、翌日18時~2時頃まで約1Mbpsに制限されてしまう点には注意しましょう。

しかし、WiMAX2+は障害物があると電波が遮られやすいので、地下や山間部では電波が繋がりにくいのがデメリットとして挙げられます。

POINT

ギガ放題プランで実質無制限で使える
繋がりやすさはLTEに負ける

電波の繋がりやすさなら【LTE】

LTEは、スマホや携帯などで利用されている通信規格のことで、「4GLTE」とも呼ばれています。
このLTE回線を利用したWi-Fiルーターの有名どころは、Y!mobileの「Pocket WiFi(ポケットWiFi)」です。

屋内や山間部でも電波が繋がりやすい点がメリットで、Y!mobileの「アドバンスオプション」に申し込めばギガ放題のように月間容量の上限がなくなります。
ただし、WiMAX2+と同じく3日間10GBの速度制限があるうえに、アドバンスオプションは対応可能エリアが限られているのがデメリットです。

POINT

WiMAXよりも電波が繋がりやすい
容量の実質無制限はY!mobileのみで対応エリアが限られているので要注意

WiMAX2+とLTEどちらがおすすめ?

結論を言うと、固定回線代わりとして月に7GB以上利用する方はWiMAX2+のギガ放題プランがおすすめです。

先述した通り、Y!mobileでも有料の「アドバンスオプション」に申し込めば実質無制限で利用できますが、WiMAX2+よりも対応可能エリアが狭いという欠点があります。
ちなみに、下記地図の紫色に塗られた部分が、「Pocket WiFi 803ZT」のアドバンスオプション対応エリアです。

pocket WiFiアドバンスオプションの対応エリア

都市部に住んでいる方であればほぼ使えますが、山間部や地方では使えないのが分かります。

そのため、ポケットWiFiは、以下の条件に当てはまる方であればおすすめできます。

通信量が月7GB以内で収まりそうな方
電波の繋がりやすさを重視したい
WiMAX2+の対応エリア外

固定回線とモバイル回線どちらがおすすめ?

最近のモバイル回線は、光回線に劣らないスペックへと進化してきているので、インターネット代を節約したい方の利用が増えています。
そのため、月額料金を節約したいか、インターネットを速度制限なく思う存分使いたいかが分かれ目であるといえます。

最後に、固定回線とモバイル回線の選び方のポイントをまとめたので参考にしてみてください。

固定回線(光回線)がおすすめの人

複数人でインターネットを利用したい
インターネットの利用量が多い
安定感と速度を重視している
通信制限を気にせず気楽に利用したい

モバイル回線がおすすめの人

一人暮らしの方でネットをあまり利用しない
外出先でも利用したい
安定感や速度は重視しないという方
通信制限を気にせず気楽に利用したい ※オンラインゲームや株取引を行いたい方は不向きです