ポケットWi-Fiの通信規格3種類の違いとは一体なんでしょうか?

ポケットWi-Fiと固定回線はどちらがお得?-ヘッダー画像

LTE・WiMAX・クラウドSIMの3種類がある

 

回線3つを比較してみよう

 

LTE」「WiMAX」「クラウドSIM」。

 

この3つは「通信規格」が異なります。
では3種類の通信規格にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

それぞれの特徴、そしてメリット・デメリットから解き明かしていきましょう。

 

LTE

 

主にLTE通信を行うデバイスの代表、スマホとタブレット

 

LTE」は、主にモバイル端末で使用される通信規格です。
本来はLTE通信に対応したスマートフォンやタブレットでのみ利用できる通信規格ですが、ポケットWi-Fiの端末を通してWi-Fiとしてゲーム機やパソコンにも使用できます。

 

メリット

LTEのメリットは「カバー範囲が広い」という点です。
大手3キャリアが採用している通信規格ということもあり、基地局が全国各地にあります。
そのため安定して通信が行えるのです。

 

デメリット

LTEのデメリットは「通信容量の制限がある」ということです。
スマートフォンのキャリアでプランを選ぶ際に見かける「月額×GBまで」のような制限が、LTEの通信に適用されます。

 

WiMAX

WiMAX」はデータ通信の高速化に特化している通信規格です。
一般的にはWiMAXと聞くと「UQ WiMAX」というサービス事業者を思い浮かべる人も多いですが、
厳密には通信規格そのものを指してWiMAXという言葉が用いられます。

 

メリット

WiMAXのメリットは「通信容量の制限がない」という点にあります。
実際にWiMAXを使用しているポケットWi-Fi大手の「UQ WiMAX」における、WiMAX2+利用時にはデータ使用の制限がありません。

 

デメリット

WiMAXのデメリットは「電波環境に左右されやすい」という点にあります。
WiMAX通信で利用する電波はLTEなどのモバイル通信と比べて周波数が高く、遮蔽物の影響を受けやすいのです。

 

クラウドSIM

 

SIMカードを必要としないルーターのrイメージ

 

クラウドSIM」とは、物理的なSIMカードを必要としない通信方式です。
1つの端末に1つのSIMカードが当たり前だったポケットWi-Fiの世界に新しい風を吹かせました。

 

メリット

クラウドSIMのメリットは「複数回線が使える」という点にあります。
そのときの電波状況に応じて最適なキャリアから通信回線を選択できるため、電波状況に悩まされる心配がありません。

 

デメリット

クラウドSIMのデメリットは「通信の質にはこだわれない」ということです。
回線の切り替えは自動で行われるため、電波状況には悩まされません。

 

しかし通信の品質まで自動で選ばれる影響で、「繋がるけど遅い」そして「なのに回線を切り替えられない」というデメリットが発生します。

 

納得した上で選べるように

ポケットWi-Fiの通信方式は大きく分けて3種類あります。
最適な方式はライフスタイルによって変わるので、自身の利用シーンをしっかりと想定した上でポケットWi-Fiを選びましょう。
そうすることで、後悔のない選択ができるのではないでしょうか。