通信速度が快適さを示す
Wi-Fiを使用する際に、快適度合いを表す指標として「通信速度」が挙げられます。
通信速度は「Gbps」や「Mbps」などのbpsという単位で表され、数値が大きいほど快適にインターネットを楽しむことが可能です。
では私たちが快適にインターネットを楽しむためには、どれくらいの通信速度が必要なのでしょうか?
4つの利用シーンを想定して、求められる通信速度について考えていきましょう。
必要な通信速度の数値
インターネットを快適に楽しむために必要な通信速度は利用用途によって変わります。
ポケットWi-Fiを契約する前に「下り(ダウンロード時)」の通信速度が、これからご紹介する数値を超えているかどうか確認しましょう。
Webサイト閲覧する場合
「Webサイト閲覧」で求められる理想的な通信速度は「1~10Mbps」です。
たとえ格安SIMを利用していたとしても、日常的な利用でWebサイトの閲覧に困る事態はまず起こり得ません。
動画を視聴する場合
「動画の視聴」で求められる理想的な通信速度は「3~30Mbps」です。
データ通信を行いながら快適な動画視聴をしようと考えると、モバイル通信では不十分な場面が多く見受けられます。
しかしポケットWi-Fiを利用すれば動画の快適な視聴に困ることはまずありません。
SNSを快適に楽しむ場合
「SNSを楽しむ」場合に求められる理想的な通信速度は「3~10Mbps」です。
こちらもインターネットの閲覧時と同様に、モバイルデータ通信の範囲内で快適に閲覧できます。
しかしInstagramやTikTokといった画像・動画ベースのSNSは、TwitterやFacebookと比べると大量のデータ通信が必要です。
使うSNSの種類によっては動画を視聴する場合と同様に、ポケットWi-Fiや据え置き型のWi-Fiを利用しましょう。
オンラインゲームをストレスなく楽しむ場合
「オンラインゲームをストレスなく楽しむ」場合に求められる理想的な通信速度は「100~150Mbps程度」です。
しかしゲームの種類によって理想的な通信速度が異なるので、必ずしも150Mbpsが必要とは限りません。
例えば、ターン制のゲームならばあまり高速なデータ通信は必要としません。
スマホやパソコンのブラウザで行うようなゲームも同様に高速なデータ通信は不要です。
しかしオンラインマッチで他人とバトルするような格闘ゲームやFPS・TPSゲームをプレイする際には高速なデータ通信が求められます。
この手のゲームはコンマ何秒レベルの遅延が勝敗を左右することも少なくないため、通信速度が速いに越したことはありません。
少し特殊な例ですが、デイトレードを行う場合も、オンラインゲームと同等かそれ以上に快適なネット環境であることが望ましいです。
多少回線が遅くても、一般的な使い方の範疇であればストレスを感じるくらいしかデメリットがありませんが、
デイトレードだけは莫大な損失に直結しかねないので、通信環境の整備にお金を惜しまないようにしてください。
やりたいことと照らし合わせる
Wi-Fiの通信速度は利用シーンによって理想的な数値が異なります。
Webサイトを閲覧するだけで良いのか、はたまたオンラインゲームでしっかりと楽しみたいのか。
やりたいことを各社の通信速度と照らし合わせると、後悔のない回線契約が行えるのではないでしょうか。