それぞれの回線は一長一短である
インターネット回線を契約する場合には、必ずメリット・デメリットを分析しなければいけません。
視点を変えれば、固定回線でもポケットWi-Fiでも一長一短あることに気づけるからです。
契約の前に「どのような場面で使うか」を具体的に考えることで、メリット・デメリットが自分にとってどう影響するのか考えてきましょう。
固定回線
「固定回線」は住宅内に開通させ、屋内でインターネットを楽しむための回線です。
主に光回線が選ばれています。
自宅作業が多いテレワーカーや、オンラインゲームを楽しみたいユーザーに選ばれている契約方式です。
メリット
固定回線のメリットは「安定して高速通信が行える」という点です。
通信速度は「下り最大1~2Gbps」に設定されており、平均して150Mbps前後の通信速度が保たれています。
最大数値と実数値がかけ離れている様に感じますが、150Mbpsの速度が安定していれば動画鑑賞もオンラインゲームのマルチプレイもストレスなく行えるので問題はありません。
デメリット
デメリットは「開通工事が必要」という点にあります。
特に光回線を契約してない住宅に住んでいる場合、インターネット回線を開通させるために物理的な工事が必要です。
工事費用がかかるのはもちろんのこと、工事の日程調整に時間を要する点に気を付けましょう。
ポケットWi-Fi
「ポケットWi-Fi」は小型の通信端末を経由してインターネットを楽しむ回線です。
Wi-Fiの端末は手のひらサイズであるため、外出先でもインターネットを楽しめます。
出張が多いサラリーマンや、外出先でも動画を楽しみたいエンタメ好きのユーザーに好まれている契約方式です。
メリット
ポケットWi-Fiのメリットは「料金がおトク」という点にあります。
平均的なポケットWi-Fiの契約料金は「月額3,900円程度」です。
固定回線を契約した場合の月額5,900円程度という数字と比べると、どの会社を見ても安価な料金に抑えられている傾向にあります。
この価格差を理由にポケットWi-Fiを選ぶ人も多いです。
デメリット
ポケットWi-Fiのデメリットは「通信エリアが限られている」という点にあります。
ポケットWi-Fiは、基地局から受信した電波をパソコンやスマートフォンに向けてWi-Fiとして発信する通信方式です。
そのため基地局が近くになかったり、電波が悪い場所にいたりすると思うように電波が受信できず、インターネット通信が行えません。
対応エリアをしっかりと確認しなければ契約しても無駄になってしまうのです。
使い道を想像して選択肢を広げる
固定回線とポケットWi-Fiにはメリット・デメリットがあります。
しかし利用シーン次第では、デメリットがメリットに変わるかもしれません。
契約の前には実際の利用シーンを明確にし、メリット・デメリットと照らし合わせることで、後悔のない契約が行えるのではないでしょうか。