docomoでモバイルWiFiは契約すべき?料金プランを比較
そのため、docomoのモバイルWiFiといわれてもピンとこない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこのページでは、docomoではどんなモバイルWiFiを取扱っているのか、料金プランや特徴を詳しく解説します。
ご検討中の方は参考にしてみてください。



docomoのモバイルWiFiはおすすめできない

単刀直入に申しますと、docomoでモバイルWiFiを契約するのはあまりおすすめできません。
auやSoftBankのモバイルWiFiと比べると独自色が薄く、お得なプランも用意されていないのです。
KDDIグループが展開しているWiMAX (WiMAX2+)やソフトバンクが提供しているポケットWiFiの名前は、「なんか聞いたことがあるかも!」くらいの知名度があります。
特にPocket WiFiはソフトバンク独自のサービスにも拘らず、モバイルWiFiの通称にもなるくらいです。
スマホと聞いてiPhoneを思い浮かべるようなものですね。
知名度があるということは、それだけ利用者がいるということです。
それら2社のサービスと比べたとき、docomoでモバイルWiFiと聞いてもいまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず、docomoのモバイルWiFiはスマホと全く同じプランになってしまうからです。
平たくいえば、もう1台スマホを契約するのと一緒なのです。
料金プランについて
この記事をご覧になっているということは、恐らくスマホのキャリアがdocomoという方が多いのではないでしょうか。
docomoのスマホをご利用中であれば、データプラスプランで月1,000円から利用できます。
ただし、通信量はモバイル回線とシェアすることになります。


また、プラン名はデータプラスという名前ですが、新たに利用できる通信量は増えません。
モバイル回線の容量は据え置きです。
このプランは本来、何らかの事情でスマホを2台持つ、もしくはスマホとタブレットを同時に契約する方向けでしょう。
ギガホプラン
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
プラン | 割引適用最安値 | 定期契約なし | 定期契約あり | 利用可能データ量 |
---|---|---|---|---|
ギガホ | 3,980円 | 7,150円 | 6,980円 | 30GB |
5Gギガホ | 4,480円 | 7,650円 | - | 100GB |
- 各種割引内訳
-
dカードお支払割(170円)
ギガホ割(1,000円/6ヶ月間のみ)
みんなドコモ割(最大1,000円/3回線以上)
ドコモ光セット割(1,000円)
docomoのスマートフォンを利用しているのであれば、前の項目で説明したデータプラスプランで契約するのがおすすめです。
ただし、モバイルWiFiを契約するのであれば、スマホのプランはギガホへ変更しましょう。
なお、スマホのデータ量も消費してしまうので、WiMAXやPocket WiFiのように実質使い放題!というわけにはいかないことを念頭においておきましょう。
光回線ではなくモバイルWiFiで充分という方が検討されていると思いますので、30GBでも無理なく使えるはずです。
docomoモバイルWiFiのメリット

docomoでモバイルWiFiを契約するメリットはそこまで多くはないものの、まったくないわけではありません。
具体的には「提供エリアが広い」「ギガホ増量中はお得に使える」「料金はそこまで高くない」といったメリットが挙げられます。
これらのメリットをひとつずつ確認していきましょう。
提供エリアが広い
モバイル回線を使っているため、提供エリアは広めです。
docomoのスマホが使える地域であればモバイルWiFiももちろん利用できます。
提供エリアの広さ、通信速度の安定性などは一定の評価を得ているので、回線の品質については折り紙付きです。

ギガホ増量中はお得に使える

2020年12月現在のキャンペーンとして、従来30GBしか使えないギガホプランで最大60GBまで使えるようになっています。
今までより2倍もお得にデータのやり取りができるのです。
もしこのキャンペーンが長く続くようであれば、docomoでモバイルWiFiを検討する価値が出てくるかもしれないですね。
ただ、これはあくまでキャンペーンなので、いつ終了するかわからないのが欠点です。


通信費を安くするためモバイルWiFiを検討しているのに、結果光回線より高くなるようでは意味がありませんね。
料金はそこまで高くない
下記の表は大手キャリアとそのサブブランドが展開しているモバイルWiFiの料金をまとめたものです。
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
キャリア | プラン | 料金 | 利用可能データ量 | |
---|---|---|---|---|
docomo | ギガホ | 6,980円 | LTE/5G | 30GB |
5Gギガホ | 7,650円 | 100GB | ||
au | モバイルルーター プラン |
5,297円 | WiMAX2+/LTE |
WiMAX:無制限 LTE:7GB |
UQ WiMAX | ギガ放題 | 4,885円 | WiMAX2+/LTE |
WiMAX:無制限 LTE:7GB |
SoftBank | メリハリプラン forデータ |
7,480円 | LTE | 50GB |
Y!mobile | ポケットWiFi プラン2 |
3,696円 | 4G | 7GB |
アドバンス オプション加入 |
4,380円 | 上限なし |
格安を売りにしているUQモバイルやY!mobileには及ばないものの、各種割引が使えるのであれば、データプラスプランの料金を込みにしても5,800円程度で利用できます。
料金帯が近くなるauと比較してみましょう。
auのモバイルWiFiの目玉として、WiMAX2+とLTE回線が柔軟に使えることが挙げられます。
一方、docomoではLTE回線だけ。
こう見ると少し分が悪いように思えるかもしれませんが…。
しかし、auのWiMAXエリアとLTEエリアを足してもなお、docomo LTEのカバーエリアには及びません。
特に地方の山間部が顕著で、最高速度は少々落ちるものの圏外になるということが少ないです。
事実、4G・LTEの人口・面積カバー率を大手キャリア2社と比較した時、docomoだけがずば抜けて広い範囲をカバーしています。
docomo回線最大の強みは、“ほとんどのエリアでインターネットが使える” という点に尽きるでしょう。
docomoで契約しない方が良い理由
docomoでモバイルWiFiを契約しない方が良い理由は、専用プランが無くコスパが悪い点につきます。
格安志向のサブブランドであるUQモバイルやY!mobileだけでなく、auやSoftBankでもモバイルWiFi専門のプランが用意されています。
しかし、docomoではモバイルWiFiもスマホ回線で契約することになってしまい、コスパで見てもあまり良くないです。
基本的にスマホと一緒に契約するはずなので、モバイルWiFiのために高い料金プランに移ってしまうと出費が増えるだけの可能性があります。
そもそもモバイルWiFiを使いたい方はどんな目的を持っているのでしょうか?
恐らく「スマホの通信量がギリギリだから」「もう少し安い料金プランに移りたいから」といった、現在のスマホで可能な通信量プラスアルファを求めている方が多いかと思います。
ギガホプランだけど自分はあまり使わないから、同居している家族にデータ量を分けてあげたい…という理由であればモバイルWiFiでも問題ありません。
ただし、ご家族の主な利用方法がYouTubeやNetflixなどで動画や映画を見る、オンラインゲームをやる、大容量のアプリやゲームソフトをダウンロードするといったものであれば、光回線がおすすめです。
WMAXかPocketWiFiがおすすめ

docomoは確かに素晴らしい大手キャリアですが、わざわざ割高なプランを契約してまで使う必要性はないかもしれません。
特に、モバイルWiFi専用のプランが組まれているかはとても重要な問題です。

とにかく料金を安く!使い放題で!ということをお考えであれば、UQモバイルやY!mobileのような格安志向のサブブランドがおすすめです。
WiMAXであれば通信制限なしで使い放題なので、もしもモバイルWiFiの選択で悩むことがあればぜひWiMAXを候補に入れてみてくださいね。